カルストンジェンヌ（1987年生、母カルストンシリウス）

カルストンジェンヌ（1987年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサクライツトー（当時5歳）と交配したカルストンシリウスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月10日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（1990年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月17日、中5週で迎えた4戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカガミザクラにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったテンザンパノープに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノースドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

4歳（1991年）

3月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

5月5日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月16日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシクレノンオリーブに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月20日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノースドリームに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月8日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5歳（1992年）

6月14日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤賢一騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤賢一騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、オンユアサイドに交わされて3馬身差の2着となった。

10月3日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤賢一騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。