ノースドリーム（1987年生、母クボラーク）

ノースドリーム（1987年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時10歳）と交配したクボラークが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着5回、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

玉谷敬治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月7日、デビュー戦は玉谷峰男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉谷峰男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月17日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉谷峰男騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3歳（1990年）

1月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で玉谷峰男騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で玉谷峰男騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で玉谷峰男騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で玉谷峰男騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、エイシンバーニシュにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月17日、中2週で迎えた8戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウメイプルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、カルストンジェンヌに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったバイケンキミにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のチョコレートクインに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月30日、中2週で迎えた16戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4歳（1991年）

3月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北川和典騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北川和典騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり最後はオギサブリナキッスと並んで6着同着となった。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北川和典騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイワジュニアスを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北川和典騎手（7戦2勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北川和典騎手（8戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北川和典騎手（9戦2勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったカルストンジェンヌに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンドリームに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のパシコソロンをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

11月22日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2一（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた31戦目は、高松淳一騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた32戦目は、ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウザイトシから1馬身半差の2着に敗れた。

5歳（1992年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、ジャニュアリーハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松淳一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンシャインコールに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

2月12日、中3週で迎えた34戦目は、ミューチュアルカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた35戦目は、きさらぎ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイカツオパールから2馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた36戦目は、マーチハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高松淳一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウタイムから半馬身差の2着となった。

3月31日、中3週で迎えた37戦目は、フラワーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた38戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は高松淳一騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月23日、中0週で迎えた39戦目は、房総特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松淳一騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた40戦目は、マーガレットハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。