マイトレジャーフジ（2018年生、母ホクラニミサ）

マイトレジャーフジ（2018年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の宝物+富士山」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したホクラニミサが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。主な勝ち鞍は2021年の神威岳賞(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

5月2日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて18着に敗れた。

6月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1200m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルフリージアに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴォイテクに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月28日、中2週で迎えた4戦目は、カルーナ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキングフリオーソに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月24日、中3週で迎えた5戦目は、神威岳賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴォイテクを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月14日、中2週で迎えた6戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、新冠・新ひだか2デイズ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のセイウンモーリーに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴェラートを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、ブリーダーズSS特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビービーアクティブに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2022年）

1月15日、中9週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアスクキングコングをクビ差振り切って8勝目を獲得した。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

11月6日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた15戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

5歳（2023年）

2月11日、中8週で迎えた16戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2021年5月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月24日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

11月19日、中7週で迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2021年5月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。