クリノケイブパール（2007年生、母ピアロッチ）

クリノケイブパール（2007年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋洞窟の真珠」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時11歳）と交配したピアロッチが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2十五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊郷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月25日、デビュー戦は高橋智大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

11月29日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2010年）

2月6日、中9週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

2月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4月7日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた7戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3-4（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-5（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C3-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-5（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桜井拓章騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桜井拓章騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桜井拓章騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、一般C3-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桜井拓章騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた17戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、滝沢村商工会賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月31日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

11月7日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったフィッツナウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月14日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラケルピーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したショコラティエにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月12日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月26日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月3日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったホッコーファルコンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から37kg減らして迎えた27戦目は、イーハトーブ音楽祭レース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。