タカネユキ（1984年生、母テンジンバシ）

タカネユキ（1984年6月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のホワイトフオンテン（当時14歳）と交配したテンジンバシが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着2回、地方20戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

6月7日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた2戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒダカリュウリンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワードンダンサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月14日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4歳（1988年）

3月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったオールパーパスに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月25日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノトリィフォーに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月7日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンチェスナッツを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の立待岬特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、河津裕昭騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、年の瀬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1989年）

1月24日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、橘眞樹騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後はケイシュウウイングと並んで1着同着となった。

6月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた19戦目は、初夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橘眞樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた20戦目は、ジュライハンデ特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橘眞樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマスターノーザリーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月9日、中3週で迎えた21戦目は、オーガストハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橘眞樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったセリメーヌから3/4馬身差の2着となった。

8月30日、中2週で迎えた22戦目は、TVK盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橘眞樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、スターサファイヤ賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橘眞樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、かんなづき特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた25戦目は、本間茂騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスクランブルから2馬身半差の2着となった。

11月16日、中2週で迎えた26戦目は、ノベンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本間茂騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月30日、中5週で迎えた27戦目は、ディセンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は橘眞樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1990年）

1月25日、中3週で迎えた28戦目は、ジャニュアリーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月12日、中2週で迎えた29戦目は、フエブラリーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7歳（1991年）

2月8日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、如月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、マーチハンデ特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた32戦目は、よみうりランド弥生盃（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は久保勇騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた33戦目は、エイプリルハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた34戦目は、メイハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた35戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は久保勇騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。