キヌガササファイヤ（2001年生、母イラストリート）

キヌガササファイヤ（2001年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋サファイヤ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時10歳）と交配したイラストリートが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江谷牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方13戦3勝2着4回。2004年ののじぎく賞(牝地方重賞)に勝利した他、2004年の園田ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本和男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2003年）

7月29日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスピードジャガーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、2歳T1（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

9月25日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月8日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月18日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、上川将幸騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネイビーズサンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（2004年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

1月22日、中1週で迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雪/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバンナボレロをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノーススポットに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月18日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったグローリサンディに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホクセツガーデンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャガーローズに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4歳（2005年）

5月3日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた13戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、新冠町レ・コード館特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた15戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。