シャコームサシ（2007年生、母スラムイン）

シャコームサシ（2007年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宮本武蔵より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したスラムインが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害11戦1勝、地方15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、柏木一則から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって945万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、グレイドレーシング組合によって1,050万円で落札された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は512kg。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月21日、中1週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月11日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトカーネーション特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月5日、中9週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた13戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月24日、中7週で迎えた14戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったジンライムに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミリッシュに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月25日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十四15十六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月6日、中8週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた21戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十六十七十八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月2日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレオアビリティを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月16日、中1週で迎えた24戦目は、手塚茂川崎競馬応援（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた25戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストロングネオに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月29日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で繁田健一騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月11日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2012年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月21日、中7週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた29戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月24日、中8週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた31戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた32戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では速い脚を使えず18着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた33戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

9月17日、中1週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のトパンガをクビ差制して制した。

6歳（2013年）

7月27日、約9か月の休養明けで迎えた37戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山崎亮誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。