アトラクトボイス（2017年生、母ボレロビート）

アトラクトボイス（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「聞き入るような声。父と母の名から吟遊楽人を連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時22歳）と交配したボレロビートが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社大原ファーム。主な勝ち鞍は2020年のシュネーシュトゥルム特別。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

8月22日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

10月12日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のフレッチャ特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のシュネーシュトゥルム特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミトノベルーガーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、毘沙門天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた11戦目は、フォルトゥーナ賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月3日、中4週で迎えた12戦目は、雛祭賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルミシシッピに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月19日、中6週で迎えた13戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月14日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、友禅菊賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ゴールドフレイバーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月16日、中4週で迎えた17戦目は、泰山木賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で町田直希騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アスクドンキバックに交わされて5馬身差の2着となった。

5歳（2022年）

1月7日、中2週で迎えた18戦目は、水仙賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で町田直希騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた19戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた20戦目は、折鶴蘭賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（12戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のゴールドソックスを半馬身振り切って3勝目をゲットした。

4月6日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（13戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた22戦目は、霞草賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（14戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ノーブルテラにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（15戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のファラウェイに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（16戦4勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた25戦目は、朝顔賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（17戦4勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、山賊大照典～絶対革取るぞ!～（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（18戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた27戦目は、福寿草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（19戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた28戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

3月14日、中5週で迎えた29戦目は、ホワイトデー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（20戦4勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月7日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（21戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月16日、中5週で迎えた31戦目は、小田原北条氏誕生500年記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（22戦4勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（23戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイディアリストに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月4日、中2週で迎えた33戦目は、擬宝珠賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（24戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ジーソウルブラザーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中2週で迎えた34戦目は、朝顔賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（25戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のジーソウルブラザーに7馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

8月21日、中2週で迎えた35戦目は、ナイル賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（26戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のルリールに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月14日、中2週で迎えた36戦目は、薄賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（27戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のクリスタルスワンを半馬身振り切って勝利をモノにする

7歳（2024年）

1月4日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、黒豆賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（28戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた38戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、雪割草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

3月12日、中5週で迎えた39戦目は、胡蝶蘭賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（29戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、シゲルオトコギに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた40戦目は、キングダム賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（30戦8勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた41戦目は、青葉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（31戦8勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。