ロザーナ（2010年生、母リュバンドール）

ロザーナ（2010年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時16歳）と交配したリュバンドールが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のルビーレース(一般C1九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大谷正嗣によって262.5万円で落札された。2歳のとき、白井牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月17日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた3戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したエンプレスリリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月8日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた9戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、太田陽子騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したリゾートラヴを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月20日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太田陽子騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクイックブレッドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、エムオーネイチャに交わされて1馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のノーブルマーブルに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

11月11日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のグローリダンディを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

11月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、カバードブリッジに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヒドゥンアジェンダを半馬身振り切って断然人気に応えた。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、ルビーレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のパローレパローレをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、馬の里相馬レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月24日、中9週で迎えた20戦目は、岩手の伝説スタートレース（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（8戦4勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、アルクトゥールスレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた22戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、菜の花レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた25戦目は、あまちゃん北三陸高校レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた26戦目は、ジュライカップ（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、南昌山賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた28戦目は、北奥羽ナニャドヤラレース（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、平庭闘牛大会しらかば場所レース（盛岡ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、JBCイヤーなでしこレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。