エンプレスリリー（2010年生、母ドミナスジェンヌ）

エンプレスリリー（2010年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女帝＋ユリ」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したドミナスジェンヌが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方36戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月8日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

3歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロザーナを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のマスイドゥラに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、フェスティヴショウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、JRA IPAT岩手発売一周年（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったアクアジュエルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のグローリダンディをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、岩手春の扉レース（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、駒草レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（15戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったローレルレントラーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（16戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本政聡騎手（17戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で山本政聡騎手（18戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山本政聡騎手（19戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、フラワータッチに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、岩手スポーツフレンド共同募金賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山本政聡騎手（20戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた36戦目は、麒麟淡麗生賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で山本政聡騎手（21戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で山本政聡騎手（22戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で山本政聡騎手（23戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は20戦連続で山本政聡騎手（24戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は21戦連続で山本政聡騎手（25戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月29日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2十（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は22戦連続で山本政聡騎手（26戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で山本政聡騎手（27戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。