レキシントンガール（2001年生、母Nannerl）

レキシントンガール（2001年2月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ケンタッキー州の都市名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のStorm Cat（当時18歳）と交配したNannerlが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランカッサに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

11月23日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、D.ブフ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 小雪/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3歳（2004年）

5月22日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

7月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。