トーセンスルー（2000年生、母ミスハイブレイド）

トーセンスルー（2000年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSeattle Slew（当時26歳）と交配したミスハイブレイドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地5戦1勝、地方22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のテイエムブラウンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月19日、中1週で迎えた4戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月10日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（2004年）

2月10日、中8週で迎えた7戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月24日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-1（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デバッグバージョンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーエイシャークに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアルティミットワンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナリタキングスターに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B1-3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイノライデンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

6月24日、中1週で迎えた13戦目は、エキサイティングジョッキー賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた14戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、コウノトリ豊岡特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、高田屋嘉兵衛公園特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、香寺荘竹取の湯特別（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上A3-2（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上A3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた19戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5歳（2005年）

5月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上B1-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、大中あじわい牛特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、グリーンエコー笠形特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた24戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、高田屋嘉兵衛公園特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた27戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、大河内高原特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。