リンガスアリュール（2011年生、母リンガスローレル）

リンガスアリュール（2011年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時12歳）と交配したリンガスローレルが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地25戦2勝、地方7戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3歳（2014年）

1月18日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた7戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入った。

3月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノースファイヤーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメリーウィドウに1馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

11月9日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2015年）

2月8日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（14戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（15戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（16戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2016年）

1月30日、中9週で迎えた24戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月11日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた27戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたゴールドマリキヤ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月23日、中5週で迎えた28戦目は、長月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエクレアオールにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月14日、中2週で迎えた29戦目は、スマイルシティ・わ!しながわ特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

11月14日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた31戦目は、「ウマイルスクエア」オープン記念（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のウインターテール賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマイルアンを差し切れず、2馬身差の2着となった。