アイレンベルク（2006年生、母トップアイレン）

アイレンベルク（2006年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ドイツの作曲家より。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したトップアイレンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）グラストレーニングセンター。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額525万円（5.25万×100口）で一口馬主が募集された。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月5日、デビュー戦は田村太雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は428kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったコルサージュにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したハッピーネーションにハナ差届かず2着となった。

11月23日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスプリングアウェクをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコパノマユチャンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3歳（2009年）

1月18日、中4週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

4月12日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は田村太雅騎手（4戦2勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。