スプリングアウェク（2006年生、母フジムスメ）

スプリングアウェク（2006年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ミュージカルより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時19歳）と交配したフジムスメが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地25戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったチャームポットにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたアイレンベルク決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイフィールドにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったハマノエルマーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたマスターチアフル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したテイエムオーロラに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のコスモブレッシングを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたレディハニー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月13日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

4歳（2010年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたケンブリッジエル決め手に屈してハナ差の2着となった。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月5日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月12日、中8週で迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5歳（2011年）

5月1日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

11月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。