チャームポット（2006年生、母ホットプレイ）

チャームポット（2006年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「魅力的なポット。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時14歳）と交配したホットプレイが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地36戦5勝2着6回。2012年の朱鷺ステークス(オープン)で3着に入った他、2009年の紅梅ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスプリングアウェクに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したレディルージュに半馬身届かず2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（2009年）

1月18日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、抜け出したコウエイハートを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月15日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンフェアリーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ダークエンジェルに3/4馬身交わされて2着となった。

8月30日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のフィックルベリーをアタマ差振り切って勝利をモノにする

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

10月17日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、マイティースルーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2010年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月18日、約10か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月30日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエスピナアスールにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の出水特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームヒーローをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月4日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のラインジェシカをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

7月9日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のジュライステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月16日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

12月10日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6歳（2012年）

2月18日、中9週で迎えた28戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカトルズリップスをクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

4月7日、中6週で迎えた29戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、6着を確保した。

5月13日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた31戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた33戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月14日、中6週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた36戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。