ダークエンジェル（2005年生、母シェーンクライト）

ダークエンジェル（2005年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「闇の天使」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時12歳）と交配したシェーンクライトが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年のかもめ島特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月30日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキャッツインブーツをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月3日、中4週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2008年）

3月29日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月17日、中6週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

10月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4歳（2009年）

6月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャームポットを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って久しぶりの一戦を制した。

8月1日、中4週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したスズジュピターに3/4馬身届かず2着となった。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月1日、中3週で迎えた18戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイラーバートンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したミッキーミラクルにアタマ差届かず2着となった。

11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。