レディルージュ（2006年生、母サッカーマム）

レディルージュ（2006年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋口紅」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時21歳）と交配したサッカーマムが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地29戦5勝2着7回。2009年の京阪杯(G3)で2着に入った他、2009年の北九州記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,575万円（3.15万×500口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月9日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクリノオンビートを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のチャームポットを半馬身振り切って2勝目を収める

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3歳（2009年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着を確保した。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンタイガーに半馬身届かず2着となった。

6月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスナチュラルを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

7月11日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下のジュライステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタマモナイスプレイにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島良太騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンダルフォンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島良太騎手（8戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンタイガーにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月28日、中2週で迎えた13戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島良太騎手（9戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたプレミアムボックス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2010年）

1月11日、中5週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

8月15日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（10戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた17戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（11戦2勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したティファニーケイスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月5日、中5週で迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生得の持久力でしぶとく粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のエーシンリードオーをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

4月9日、中5週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月4日、中7週で迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、天王山ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた25戦目は、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、抜け出したアースサウンドにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月22日、中6週で迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のワールドワイドを半馬身振り切って制した。

12月11日、中6週で迎えた27戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6歳（2012年）

1月8日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた29戦目は、すばるステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。