コスモブレッシング（2006年生、母スタニングブロー）

コスモブレッシング（2006年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋恵み」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時7歳）と交配したスタニングブローが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三枝牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、賀張共同育成センターによって178.5万円で落札された。2歳のとき、槇本牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、コスモヴューファームによって640.5万円で落札された。6歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、上野正恵によって73.5万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月2日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

3歳（2009年）

3月29日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスプリングアウェクに半馬身届かず2着となった。

6月14日、中1週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったワンダーフウランに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイナズマガイアを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月22日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。