イモータルウインド（2021年生、母ウインドブラーハ）

イモータルウインド（2021年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「不滅の風。母、伯父の名前より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したウインドブラーハが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。主な勝ち鞍は2025年のDOセール賞(一般C32 C41)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、神垣道弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって704万円で落札された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月30日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず14着に敗れた。

5月18日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4歳（2025年）

5月8日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から44kg戻して迎えた3戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングズロアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、DOセール賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテーオーエジソンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、グランシャリオドリーム19（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で及川烈騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオフビートに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、ひだか樹魂まつり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で及川烈騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラストップロードに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、中3週で迎えた7戦目は、キリンソウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で及川烈騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月5日、中1週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、「平取すずらん」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディオスメッセージにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ようこそ国立公園・日高の路特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、連合北海道日高地域協議会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、マノレアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた11戦目は、クレオメ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、モミジアオイ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、渡邊準己騎手を鞍上に迎えて、ポットマム特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ベルモンドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡邊準己騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスティールブライトを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。