タルトレット（2008年生、母テンザンデザート）

タルトレット（2008年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一人用のデザート用タルト（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時14歳）と交配したテンザンデザートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C17。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月21日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月28日、中9週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

8月14日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、葉室篤沖縄県卓球大会優勝記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルシャテールを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

11月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンライズアポロンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月7日、連闘で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ノブアルコバレーノにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2012年）

1月4日、中3週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のルレーヴドメールをクビ差振り切って1番人気に応えた。

4月18日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、河合鋭治誕生73周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小山信行騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、キミノトシコに交わされて3馬身差の2着となった。

6月6日、連闘で迎えた15戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったハルマサキングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。