バトルビオンディ（1986年生、母ロードパワー）

バトルビオンディ（1986年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグランデイ（当時14歳）と交配したロードパワーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川美子。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方27戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯島二郎厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（1989年）

8月31日、デビュー戦は本間茂騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のセイコーアンテスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本間茂騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のリユウダンデイーに2馬身の差をつけて優勝

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で本間茂騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシユウパンザーから2馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で本間茂騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤオーカンをクビ差制して3勝目をマークした。

12月31日、中6週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で本間茂騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のアラナスホマレをクビ差制して1着ゴールを果たした。

4歳（1990年）

1月22日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本間茂騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドアコーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月18日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1五（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で本間茂騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のトーシンホーユーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、チューリップ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本間茂騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のエイテイラブに半馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月13日、中8週で迎えた9戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたエンドレスアロー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のホウザンライデンを半馬身振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

5歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた13戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月7日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた17戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月8日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたベルベットハニー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6歳（1992年）

6月23日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた24戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、黒木豊騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のビューデントをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、スプリンターズカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた27戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（5戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウシンラッキーから4馬身差の2着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた30戦目は、白山大賞典（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた32戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は黒木豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、北国王冠（金沢ダート2300m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた34戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（8戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、中0週で迎えた35戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた36戦目は、中日杯（金沢ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は黒木豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1993年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた37戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒木豊騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた38戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒木豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた39戦目は、JTB賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒木豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞のMRO金賞（金沢ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で黒木豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた41戦目は、岡田隆騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。