トレジャーゲッター（2006年生、母ブルーペルル）

トレジャーゲッター（2006年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝物を得る人。父、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時7歳）と交配したブルーペルルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方45戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の輝け日高胆振農業杯特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,155万円（5.78万×200口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

2月21日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月26日、中7週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

4歳（2010年）

1月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネフェニーチェに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、キタルファ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、黒ラベルHOKKAIDO競馬缶特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、輝け日高胆振農業杯特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のジャンクメイルに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた14戦目は、スクリーンヒーロー賞（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったマイネフレアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた15戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、日高銀聖特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、BTC利用者振興会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハイアーゲーム賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したイーグルフラップを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

10月14日、中3週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、シルバーブーツ賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、JAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、柊特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた21戦目は、サッポロ冬物語特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5歳（2011年）

3月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた23戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた24戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

9月14日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したトレビュシェットを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、福山・荒尾フレンドリー騎手交流第14戦（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のユノピカソに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月12日、連闘で迎えた29戦目は、一般B3二（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアクアビューティーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、一般B3一（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた31戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた32戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた33戦目は、一般B3一（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2012年）

1月3日、連闘で迎えた34戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた35戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォッチバレーからハナ差の2着となった。

1月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた37戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた38戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた39戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた41戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（12戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた43戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた44戦目は、一般B3二（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた45戦目は、緑風マイル（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンシンプルに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月13日、連闘で迎えた46戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（13戦2勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた47戦目は、水芭蕉特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（14戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた48戦目は、ふたご座特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（15戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた49戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、ジューンマイル（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月23日、連闘で迎えた50戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（16戦2勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。