モエレピンクレディ（2006年生、母イブキピンクレディ）

モエレピンクレディ（2006年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したイブキピンクレディが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦2勝2着3回。2008年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で3着に入った他、2008年のアグネスフライト賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

6月4日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエフテーダージーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのアグネスフライト賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったネフェルメモリーから4馬身差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で小嶋久輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月16日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3歳（2009年）

4月20日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のシャクヤク特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた11戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

9月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、浅草特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、泉ヶ岳特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったタカイチデジタルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、仲冬賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、冬木立賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた17戦目は、カウントダウン2010賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4歳（2010年）

2月2日、中4週で迎えた18戦目は、フェブラリー特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた19戦目は、春風特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月7日、中4週で迎えた20戦目は、うみへび座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、あうる賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた22戦目は、練馬区特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月2日、中5週で迎えた23戦目は、一般B2四 B3五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月30日、中3週で迎えた24戦目は、葛飾区特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、ワッショイTOKYO夏ラリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた26戦目は、爽秋特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた27戦目は、錦秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた28戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（10戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3四 C1三（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（11戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデ戦のウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（12戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2011年）

1月25日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したトウショウヴィゴラを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月17日、中2週で迎えた32戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、やぶつばき賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のクーゲルブリッツをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。