アサクサパッカード（2001年生、母Flower Girl）

アサクサパッカード（2001年2月24日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋昔のアメリカの車」。毛色は栗毛。種牡馬のSelkirk（当時13歳）と交配したFlower Girlが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝、地方18戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月21日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3歳（2004年）

6月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインドフォールからクビ差の2着に甘んじた。

11月7日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエフファイブから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒルノマーカムに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

8月21日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木慶太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタガノアウトバーンを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた15戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスオウライデンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月19日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルメルボルンに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月16日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスナークユーゲントに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノグロリエに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サムライキャロルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シーベイジングに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月21日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプリヴェーリングを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた24戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したステルスグリーンを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

6歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。