オーナーズドーター（2001年生、母トキオケリーダ）

オーナーズドーター（2001年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「皆の娘（共有馬なので）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時14歳）と交配したトキオケリーダが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝、地方15戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ブルードメヤによって945万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず15着に敗れた。

3歳（2004年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアキノヨシヨシに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月24日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4歳（2005年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1七 C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた9戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のウェディングレディに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、晩秋特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、町屋特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、丸の内特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた15戦目は、湯島特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトサローランに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月7日、中3週で迎えた20戦目は、飛鳥山特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、「雪に願うこと」特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。