スロクスサノオ（1991年生、母スロクイザナミ）

スロクスサノオ（1991年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のペルセポリスⅡ（当時12歳）と交配したスロクイザナミが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着4回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の新発田特別(500万下)。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

3月26日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月18日、中6週で迎えた3戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ゲイリーミナレットにクビ差交わされて2着となった。

7月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブランドナンシーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田口大二郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田口大二郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セントクロシオに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田口大二郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた8戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田口大二郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイジフレッシュに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ハギノラインナップにクビ差交わされて2着となった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田口大二郎騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’95セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田口大二郎騎手（9戦2勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月7日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月21日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、マロンアニーモに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下の新発田特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサツマノホシに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

12月16日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5歳（1996年）

1月28日、中5週で迎えた25戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月28日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月16日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

8月17日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、馬場万博騎手を鞍上に迎えて、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。