キュールエラピス（2011年生、母ミスティーダンス）

キュールエラピス（2011年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心（仏）＋宝石名より」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したミスティーダンスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のメルボルントロフィー(500万下)。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月26日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したトップアートを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月30日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイクアップに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のコパノミクスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマテンロウボスに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。