トップアート（2011年生、母バルドウィナ）

トップアート（2011年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一番の芸術」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したバルドウィナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、青山洋一によって3,675万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月26日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキュールエラピスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月15日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月24日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4歳（2015年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンエルヴィンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月4日、中3週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず最後はヴィジャイと並んで11着同着となった。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

9月21日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のショウボートに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦を制した。

10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

5歳（2016年）

3月13日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったストーンウェアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したシュヴァリエにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月25日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

6歳（2017年）

2月25日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。