シュヴァリエ（2011年生、母タニノカリス）

シュヴァリエ（2011年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「騎士（仏）。本馬の額の流星がチェスの駒のナイトに似ていることから」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時19歳）と交配したタニノカリスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月15日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったファソンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインネオルーラーを鮮やかな末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2014年）

1月11日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2015年）

3月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月28日、中1週で迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月9日、中2週で迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5歳（2016年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のドルメロを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

1月31日、連闘で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた25戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトップアートをアタマ差振り切って3勝目を奪取した。

4月9日、中1週で迎えた27戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。