ウインネオルーラー（2011年生、母ニンナナンナ）

ウインネオルーラー（2011年4月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋新たな統治者。父名の一部より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時11歳）と交配したニンナナンナが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日の出牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着5回、中央障害4戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日の出牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって1,018.5万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月2日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたコスモドーム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、シュヴァリエに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月2日、中8週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた7戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

3歳（2014年）

1月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月9日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のサウスセレクトをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月29日、中6週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンシルエットにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったクラウンルシフェルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月4日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケイリンボスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月29日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

4歳（2015年）

1月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

2月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

3月29日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

8月9日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、抜け出したマサノグリンベレーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（9戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月17日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

5歳（2016年）

1月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた28戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

5月15日、中9週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた30戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月24日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月17日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6歳（2017年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトワールピサ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた35戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた36戦目は、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた37戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、ビール10杯特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオキテスグメシに8馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた38戦目は、馬路森林鉄道特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のエイダイサンデーに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。