サウスセレクト（2011年生、母マイネアレグリア）

サウスセレクト（2011年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋優良な」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したマイネアレグリアが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回、地方14戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月19日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したウインネオルーラーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカシノスティーヴにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月15日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドスコイサーファーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月6日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2015年）

1月11日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアキノアッパーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

1月31日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（3戦2勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月11日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で伴啓太騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月3日、中4週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、斎藤工&剛力彩芽賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

11月24日、中2週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

12月31日、中4週で迎えた14戦目は、カウントダウン2016賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、抜け出したエイシンコクーンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月12日、中1週で迎えた15戦目は、初夢賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた16戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモグリズリー決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切ったが、5着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた18戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ダイアモンド賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、伸びてきたモリデンシーザー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月8日、中8週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、ベガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた23戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、すみだ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。