ダイヤモンドフィズ（2006年生、母タイキダイヤ）

ダイヤモンドフィズ（2006年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したタイキダイヤが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3一二三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって3,675万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月3日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月15日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

10月26日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菊花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサマースピードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二13十四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四15十六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

2月26日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の一般C2（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十一12十三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2十十一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったハッピーチアーズにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のコモディアスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。