テイエムオジャンセ（2008年生、母テイエムミネルバ）

テイエムオジャンセ（2008年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋いらっしゃいませ（鹿児島弁）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時23歳）と交配したテイエムミネルバが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方20戦0勝2着1回。2011年のクイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は高井彰大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメモリアルイヤーに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高井彰大騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

3歳（2011年）

1月20日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金華山特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた10戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の大鷲特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた13戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の白ばら特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したベラトリックスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月5日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のコノハズク特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた20戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のがんばれ笠松競馬（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦のキジバト特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた22戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、3歳戦のキツツキ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月27日、中0週で迎えた24戦目は、サフラン賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた25戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。