スズカマグナム（2006年生、母フェイヴァーワン）

スズカマグナム（2006年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最強の」。毛色は鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時9歳）と交配したフェイヴァーワンが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したトパンガを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中2週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトーホウホープに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/重）に出走。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のガンダーラを半馬身振り切って優勝