スズハローム（2020年生、母アイライン）

スズハローム（2020年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+夢(ヘブライ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノダイヤモンド（当時7歳）と交配したアイラインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。2024年の京王杯スプリングカップ(G2)で3着に入った他、2024年のCBC賞(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルオーブに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月9日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクに5馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

9月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のマチカゼに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月26日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

2月24日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムキタサンブラックカップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブリュットミレジメをハナ差振り切って4勝目を手にした。

5月11日、中5週で迎えた11戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

8月18日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克駿騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したドロップオブライトにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月26日、中9週で迎えた13戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克駿騎手（6戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。