マルブツグローリア（2004年生、母ノーヴェルインカウンター）

マルブツグローリア（2004年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋栄光の賛歌」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したノーヴェルインカウンターが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、中央障害5戦1勝2着1回、地方10戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

3歳（2007年）

4月14日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったツルマルビビッドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったトウカイインパクトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中3週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のミリオンキングに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた10戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトータチスからアタマ差の2着に惜敗した。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムエースに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月8日、中6週で迎えた12戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2008年）

2月9日、中8週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月11日、中7週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のナムライシスに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月2日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルサンチーフを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

11月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2009年）

10月24日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、’09メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

6歳（2010年）

2月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、近畿・中国・四国交流特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた25戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉「ゆぴか」特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた26戦目は、サンテレビ賞（園田ダート1230m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレクトワンに6馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

4月7日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月9日、中6週で迎えた30戦目は、リフレッシュパーク市川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。