ゲンパチマイティー（2017年生、母ネームヴァリュー）

ゲンパチマイティー（2017年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+力強く、強力な」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したネームヴァリューが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、飛野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月19日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったウーゴに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアベックフォルスに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2020年）

5月16日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6月27日、中3週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリュクスウォリアーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月17日、中3週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの尾頭橋特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月20日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたプエルタデルソル決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月25日、中2週で迎えた17戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

10月29日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

12月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6歳（2023年）

3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月7日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月26日、中8週で迎えた23戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7歳（2024年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた26戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフクチャンキングに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモシーウルフに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月7日、中3週で迎えた28戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピープリベイルに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月20日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスプリングラヴに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。