アネモスデライト（2001年生、母ミスハコダテ）

アネモスデライト（2001年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風の神＋喜び」。毛色は青鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時10歳）と交配したミスハコダテが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方31戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月31日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトゥルーリーズンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

4月11日、中6週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（2005年）

6月5日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

7月3日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

11月12日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2006年）

3月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディアブロジュニアを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた12戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた15戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、一般F4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイーストウエルズに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、しまなみ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケージーエリシオに3/4馬身交わされて2着となった。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、幸一繭子結婚記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で緒方洋介騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオオタグロを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月16日、連闘で迎えた19戦目は、一般Fイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で緒方洋介騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるホワイトキララを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月24日、連闘で迎えた20戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、キントンウン20（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はカネコメドラゴンと並んで1着同着となった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、秋嶺特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバージンスクエアに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、幸彦幸子旅行記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプレザントボーイに6馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、昌行&紀子特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた24戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般Eイ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロシオタイガーに3馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

11月25日、連闘で迎えた25戦目は、剣山特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネコメドラゴンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、中3週で迎えた26戦目は、一般D7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカーニバルキングに3馬身の差をつけて8勝目を収める

6歳（2007年）

1月2日、中0週で迎えた27戦目は、書初め特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般Dイ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカーニバルキングに1馬身半の差をつけて9勝目をマークした。

1月21日、連闘で迎えた29戦目は、日々是好日特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファインルナココを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた30戦目は、一般C6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンナフラッパーに4馬身の差をつけて制した。

2月24日、中1週で迎えた31戦目は、陽炎特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンブージェダイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月4日、連闘で迎えた32戦目は、和加ちゃん誕生日特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカーニバルキングをクビ差振り切って制した。

3月10日、連闘で迎えた33戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、桂浜特別（高知ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた34戦目は、蘭春特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（5戦4勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた35戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、桜草特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた36戦目は、坂本憲一還暦祝特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月13日、中0週で迎えた37戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた38戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。