ラブミーダン（2008年生、母レイジングロマンス）

ラブミーダン（2008年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋弾」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したレイジングロマンスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって420万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

3歳（2011年）

1月29日、中5週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月2日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた7戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゲーリックストームに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のヘラルドリーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月30日、中5週で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4歳（2012年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、白百合特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

8月4日、中6週で迎えた21戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、小袖海女っ子市レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、イーハトーブフォーラムレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコアレスガバナー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウンあと8日（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、オッズパーク賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラブミーアゴーに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月29日、中1週で迎えた26戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた27戦目は、JA岩手ふるさと前沢牛杯（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた28戦目は、夏油高原スキー場レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月23日、中1週で迎えた29戦目は、奥州市観光物産協会会長賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。