ヴェクトライズ（2019年生、母ピュアフレグランス）
Vectorise
2019.04.12
ヴェクトライズ（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「Vector(方向や進路など)+Rise(上昇や出世)」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時18歳）と交配したピュアフレグランスが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C32。
経歴
デビュー前
1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって330万円で落札された。
畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2021年）
10月17日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。
11月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって330万円で落札された。
上原博之厩舎（JRA）へ入厩。
2月22日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、3歳戦のツインサドル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
2022年3月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
3歳（2022年）
4月9日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。
8月14日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。
2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
9月16日、中4週で迎えた5戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー45（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
9月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー55 a（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。
10月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C32（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメモリーシェークに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。
10月26日、中1週で迎えた8戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、玉野川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。
11月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。
11月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
12月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
12月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。
4歳（2023年）
1月2日、中1週で迎えた13戦目は、北区に集いし若人記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
4月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。
5月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C25（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
5月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。
5月30日、中1週で迎えた17戦目は、ゆうき生誕1000日記念（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。
6月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。
6月27日、中1週で迎えた19戦目は、はい上がれ!しゃちほこ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塚本征吾騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルボレロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
8月22日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、名古屋モーニングフィーバー20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で塚本征吾騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。
9月5日、中1週で迎えた21戦目は、名古屋モーニングフィーバー28（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で塚本征吾騎手（12戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグロースザーゲに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
9月21日、中1週で迎えた22戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、段戸川特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。
10月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。
10月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。
2022年3月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
5歳（2024年）
2月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。
3月13日、中1週で迎えた26戦目は、花鳥風月 台湾（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。
3月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（15戦2勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。
4月9日、中1週で迎えた28戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。
4月22日、中1週で迎えた29戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は東川慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
5月1日、連闘で迎えた30戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。