ビエントリーベ（1989年生、母エリザベスジョイ）

ビエントリーベ（1989年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のパークリージエント（当時8歳）と交配したエリザベスジョイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

3月29日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 雨/重）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタヤスジュピターに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したオールレインボーにハナ差届かず2着となった。

5月31日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアイノターゴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（1993年）

1月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタヤスラグランジュと並んで1着同着となった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月21日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた12戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4月11日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月29日、中6週で迎えた14戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。