タヤスラグランジュ（1989年生、母オカノアイバー）

タヤスラグランジュ（1989年3月25日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時15歳）と交配したオカノアイバーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地22戦2勝、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

8月18日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月13日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月17日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

3歳（1992年）

1月11日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカネエトロフに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

1月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい4着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

2月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月19日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月27日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

4歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はビエントリーベと並んで1着同着となった。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の柳川特別（小倉芝2000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

7月17日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（12戦2勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた24戦目は、矢ケ部徹騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢ケ部徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1994年）

1月2日、中1週で迎えた26戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢ケ部徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた27戦目は、晴山幹也騎手を鞍上に迎えて、岩手県騎手招待特別（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた29戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた30戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた31戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。