アヅマキュート（2010年生、母アローフィールド）

アヅマキュート（2010年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時13歳）と交配したアローフィールドが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田芳男。戦績は、地方46戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の足立ビューティフルウィンドウズ賞(一般B3 C1)。

経歴

デビュー前

鈴木啓之厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2012年）

12月27日、デビュー戦は石川駿介騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3歳（2013年）

2月18日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたナカザルオー決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイコマシャインに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバミューダに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のノースキラメキを3/4馬身振り切って制した。

6月25日、中5週で迎えた7戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

10月3日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた10戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月30日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2014年）

4月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、こじし座特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月21日、中1週で迎えた13戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月4日、中5週で迎えた14戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1七八九（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたマリーアルーア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、こと座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月15日、中6週で迎えた18戦目は、民謡相馬流れ山賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1 C2（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアースシェイキに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた20戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた21戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコスモアパッチをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2015年）

2月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、キャピタルステッキ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた23戦目は、春風特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月18日、中3週で迎えた26戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井竜一騎手（9戦2勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井竜一騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた28戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた29戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフクノレクサスをアタマ差振り切って6勝目を挙げた。

9月28日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、葛飾賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた31戦目は、とかげ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2016年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた35戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1六 C2三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた41戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた42戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、冬凪特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた43戦目は、忘年特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7歳（2017年）

1月10日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた45戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた46戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。