コスモアパッチ（2008年生、母サンアンジェロ）

コスモアパッチ（2008年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの攻撃ヘリコプターＡＨ－６４の愛称」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時9歳）と交配したサンアンジェロが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地8戦0勝2着3回、地方31戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般B3四 C1四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋忍から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって525万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月25日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカトルズタッチから1馬身半差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレスマイハートから1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

3月21日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月17日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

7月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったメイショウセトウチにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

9月17日、中1週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2012年）

3月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた9戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、うみへび座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、夜桜特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた12戦目は、銀座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた13戦目は、目黒区特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したモーリマティーニを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

8月2日、中4週で迎えた14戦目は、一般B3五 C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた15戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオーバーザレインボに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月5日、中4週で迎えた16戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2013年）

2月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月4日、中0週で迎えた18戦目は、春水特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したシャリーワンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（13戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（14戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナリチュウラブに2馬身半の差をつけて制した。

9月17日、中4週で迎えた26戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（15戦2勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、つる座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（16戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、秋麗特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（17戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月7日、中2週で迎えた29戦目は、中野区特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（18戦2勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6歳（2014年）

4月24日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で酒井忍騎手（19戦2勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた31戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で酒井忍騎手（20戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月1日、中2週で迎えた32戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、夏木立特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（21戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のラリエットに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

7月27日、中4週で迎えた34戦目は、カーネリアン特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（22戦3勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた35戦目は、初嵐特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（23戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアルコバレエノに半馬身届かず2着となった。

9月29日、中4週で迎えた36戦目は、とかげ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（24戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月22日、中2週で迎えた37戦目は、世田谷ナンバースタート記念特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（25戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したピンクノサイロに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月27日、中4週で迎えた38戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（26戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアヅマキュートにハナ差届かず2着に甘んじた。

7歳（2015年）

3月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた39戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（27戦3勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に敗れた。