カシノマスト（2014年生、母レインボウスズラン）

Kashino Mast

2014.05.25

カシノマスト（2014年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋帆柱」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテントゥーレ（当時9歳）と交配したレインボウスズランが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は神野 生男。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回。2016年の小倉2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2016年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、神野生男から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、神野生男から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、柏木務によって594万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月31日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウカリナンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、クインズサリナに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムヒッタマゲに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月4日、連闘で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月1日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。