キョウワハピネス（2001年生、母グッドルックス）

キョウワハピネス（2001年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋幸福」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時5歳）と交配したグッドルックスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回。2004年のファルコンステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月25日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 雪/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したニホンピロアイシャを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

3歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンセスカメリアに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルギアイバンホーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた8戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキクカネイチャに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシルヴァーゼットを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

12月19日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

4歳（2005年）

1月15日、中3週で迎えた14戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた16戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた17戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた18戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（8戦1勝）。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた25戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。