ガッサンチャンス（2000年生、母エプロンドレス）

ガッサンチャンス（2000年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時16歳）と交配したエプロンドレスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中スタッド。戦績は、地方17戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年のマリーン特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

12月26日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったギブリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

3月28日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドサンゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（2004年）

2月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョウエイブラーボに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月31日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブリークーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4月28日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイントフラワーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤリストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったメイハイスーキーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中5週で迎えた11戦目は、マリーン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のリンドハヤテに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

5歳（2005年）

2月27日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、春光特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（7戦6勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、扇島特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月28日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月11日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた17戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ベイサイド賞（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。