ラガーサイクロン（1989年生、母ボイズタカ）

ラガーサイクロン（1989年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルサイド（当時8歳）と交配したボイズタカが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）豊畑富岡牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月6日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、須崎昇騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須崎昇騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須崎昇騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したミヤノコマンドを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須崎昇騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須崎昇騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月7日、連闘で迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダンディリッジを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月2日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた15戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンリーダーを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

6月28日、連闘で迎えた17戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、白樺賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村本善之騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月2日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

4歳（1993年）

2月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月6日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下のJT賞’93阪神ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた26戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井樋一也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた28戦目は、宮本一美騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。