ラヴィーズロマーン（2015年生、母ラヴィーズラヴィン）

ラヴィーズロマーン（2015年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋小説（仏）。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したラヴィーズラヴィンが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。主な勝ち鞍は2019年の彼岸花特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月3日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3歳（2018年）

3月17日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサノノタテヤマを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、成田漬物☆たかな漬け半額デー賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2019年）

1月7日、中3週で迎えた11戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、人日特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月20日、中5週で迎えた12戦目は、頑張ります!ジオファーム春は近いぞ!（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のディゼトワールに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月15日、中2週で迎えた13戦目は、夢をありがとう!石崎隆之記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキングアンドアイに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、かながわ県西地域で未病改善賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のカーネーション特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月30日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、サマーナイトスプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた17戦目は、彼岸花特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイッキトウセンをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。